Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)に投稿された口コミのうち、ポリシーに違反する内容は、
管理画面または専用フォームから正規の手順で削除申請を行うことができます。
違法・不正な代行サービスや自作自演レビューの利用は厳禁です。
インターネット広告分野の調査・分析を行う株式会社しごとウェブ編集部が、中立的な立場で内容を整理・解説しています。
最終更新:2025-10-25
1. Googleクチコミ削除とは
Googleは「レビューは原則削除できない」という立場を取っていますが、
ガイドライン(Googleコンテンツポリシー)に違反している口コミに限り、管理者からの報告により削除されることがあります。
削除対象は、人種差別的表現、誹謗中傷、虚偽、営業妨害、スパム、不正な利害関係などです。
2. 主なポリシー違反の種類
- 不適切な内容: 暴力的・わいせつ・差別的・侮辱的な表現
- 利害関係者の評価: 自社・競合・関係者による虚偽の投稿
- スパム・なりすまし: 実際の体験に基づかない口コミ
- 宣伝目的: 他社・他サービスの宣伝を目的とした投稿
- プライバシー侵害: 氏名・住所・電話番号などの個人情報を含む投稿
3. 削除申請の手順
- Googleビジネスプロフィールにログインし、該当の口コミ右上「︙」から「不適切な口コミとして報告」を選択。
- 削除理由(違反種別)を選択し、送信。
- 審査には数日〜1週間程度かかり、結果はメールで通知されます。
▶ 専用フォームからの申請(複数件や深刻な場合)
Google公式フォームからも報告可能です。
削除申請時には、日時・投稿内容・スクリーンショット・実際のやり取りなどの証拠を添付しておくと審査がスムーズです。
4. 削除されなかった場合の対応
- 公式返信を活用: 「事実と異なる点」「今後の改善方針」を明確に記載し、誠実な印象を与える。
- 評価全体の向上: 実際の顧客に口コミ投稿をお願いし、ポジティブ評価を積み重ねる。
- 弁護士相談: 明確な名誉毀損・営業妨害の場合、法的対応を検討(削除請求・発信者情報開示)。
5. 注意点・禁止行為
口コミを自作したり、他人に依頼して書かせたり、金銭を対価に高評価を集める行為は、
景品表示法 第5条(優良誤認表示)およびGoogle利用規約に違反する可能性があります。
不正な「レビュー操作」や「削除代行業者の利用」もリスクが高く、アカウント停止・信用失墜につながります。
必ずGoogle公式の手順で対応してください。
6. 関連法令・ガイドライン
- 景品表示法(第5条): 不当な表示・誤認を招く行為の禁止。
- 個人情報保護法: 個人情報を含む口コミへの対応義務。
- プロバイダ責任制限法: 名誉毀損やプライバシー侵害がある場合、発信者情報開示請求が可能。
- Google コンテンツポリシー: 不適切コンテンツ・虚偽レビューの投稿禁止。
7. よくある質問
Q. Googleクチコミの削除はどのように行えますか?
A. Googleビジネスプロフィールにログインし、削除したい口コミの「不適切なコンテンツとして報告」から申請できます。誹謗中傷・虚偽・スパム・プライバシー侵害などの内容に該当する場合、Google側で審査・削除されることがあります。
Q. 正当な理由があっても削除されないことはありますか?
A. はい。Googleは「事実に基づく意見」や「体験の共有」と判断した場合は削除しません。内容が事実と異なる場合でも、証拠が不十分だと残るケースがあります。その場合は、返信機能で誤解を正す対応が推奨されます。
Q. 弁護士に依頼すれば必ず削除できますか?
A. 弁護士を通じて発信者情報開示請求や削除請求を行うことは可能ですが、全てのケースで削除が認められるわけではありません。証拠の提示や法的根拠(名誉毀損・プライバシー侵害など)が必要です。
Q. 自分でクチコミを削除する・依頼する際に注意すべき点はありますか?
A. 不正な方法(報酬での削除代行など)はGoogleポリシー違反となり、アカウント停止や信頼性低下につながります。まずは公式フォームから申請し、削除が難しい場合は法的な専門家に相談するのが安全です。
8. まとめ
Googleクチコミ削除は、感情的な対応ではなく証拠・手順・法令順守が鍵です。
ポリシーに基づいた正規手続きで申請を行い、必要に応じて弁護士・行政相談窓口も活用しましょう。
透明性を持った誠実な対応こそが、長期的な企業信頼を高める最善の方法です。
監修:しごとウェブ|公開:2025-10-25
